予防歯科Preventive dentistry

予防歯科 Preventive dentistry

予防歯科とはなんでしょうか

予防歯科とは、虫歯や歯周病を未然に防いで、歯や口を健康に保つ治療のことです。虫歯や歯周病を治すための治療ではなく、虫歯や歯周病にしないための予防処置です。

『たかが虫歯、たかが歯周病。そんなに頑張って予防しなくても、痛くなった時に考えればいいわ。』と安易に考えている方もいらっしゃるかもしれません。しかし虫歯や歯周病を放っておくとご自身や大事なご家族の健康に影響を及ぼしかねません。

好きなものを食べられなくなる
虫歯や歯周病が原因で総入れ歯になると、自分の歯で噛む場合の1/4しか噛めないといわれています。

肥満になったり、病気がちになる
虫歯の多い方はものがよく噛めないので、偏食になりがちです。栄養が偏った結果、肥満になったり、病気がちになるリスクが増えます

口臭で人と話すことが億劫になる
口臭の原因の多くは歯周病です。

老けた顔になる
虫歯や歯周病が原因で入れ歯になると、口の周りに細かなシワができやすいため、老けた印象の顔になります。

ボケやすい
虫歯や歯周病で歯を失うとよく噛むことができなくなります。その結果、脳への刺激が少なくなり、ボケやすいと言われています。

いかがでしょうか?
もう「たかが虫歯や歯周病」とは言っていられないと思います。
ご自身や、ご家族が将来に渡って健康な生活を送るために、虫歯や歯周病を防ぐことはとても大切なのです。

「痛くなってから行く」から「痛くなる前に行く」歯科医院へ

星谷歯科医院では、治療を終えた後も3~6か月の定期検診に来ていただく事をお勧めしております。これは治療を終えた後の良い状態をできるだけ長く保っていただきたいという願いからです。

定期健診の内容

歯のクリーニング、むし歯・歯周病のチェック、歯石除去、大まかな色素除去(茶渋・ヤニをとる)、歯磨き練習、シーラント(小児のみ)、フッ素塗布、義歯チェック

ホームケアの見直しで虫歯・歯周病予防

毎日ブラッシングをしているのに虫歯や歯周病になってしまうのはなぜだろう。そう思っている方は意外に少なくないかもしれません。厚労省の調査によると、約7割の人が1日に2回ブラッシングをしているそうです。予防歯科という言葉が定着し始めた現在、ほとんどの方がご自身で何らかのケアをしていらっしゃると思いますが、それでも虫歯や歯周病になってしまうのは、『みがいている』と『みがけている』の違いです。
特に歯と歯の間は、歯ブラシの毛先が届きにくいためプラーク(歯垢)が残りやすく、むし歯や歯周病が発生しやすい場所です。この歯間部のプラークは、歯ブラシだけでは60%程度しか取り除くことができませんが、歯ブラシと併せてデンタルフロスや歯間ブラシを使うと90%近くのプラークを取り除くことができます。
星谷歯科医院では定期検診時、また治療の中でもご要望があればきちんと汚れが落ちているか、歯ブラシは歯の形状にあっているか、またデンタルフロスのご提案などホームケアの指導を行っております。正しいホームケア習慣は健康なお口への第一歩です。

フッ素で虫歯予防

フッ素には大きく分けて3つのはたらきがあります。

歯を強くする 歯の再石灰化を促進する 虫歯菌を抑制する

歯科医院で塗布するフッ素とご家庭で使用していただくフッ素とでは、フッ素の濃度が大きく異なります。
歯科医院でのフッ素塗布:9000~12300ppm…歯質の強化。3~4か月持ちます。
フッ素入り歯磨き粉:500~ 1000ppm…再石灰化の促進や酸を作る力を抑える効果があります。
フッ素洗口法(毎日法):250ppm~450ppm…再石灰化の促進や酸を作る力を抑える効果があります。

フッ素の効果的な使い方は色々ありますが、一番大切なことは毎日使うことです。
毎日のフッ素に加え、3~6か月に一度、歯科医院で高濃度のフッ素を塗布することが最も効果的と考えます。
しかしフッ素を塗ったから、ご家庭でフッ素を使っているからと安心せず、正しい歯磨きの習慣やバランスのとれた食生活をすることが大切です。甘いものはできるだけ控える、だらだら食べをしないなど、自身の判断がつく年齢になるまでは保護者の方が見守ってあげましょう。

キシリトールで虫歯予防

キシリトールとは、天然の甘味料で砂糖とほぼ同じ甘さがあります。

歯を溶かす酸を作らない 虫歯菌のエサにならない 歯磨きで落としやすいプラークに変える 唾液を増やす 歯の再石灰化を促す

近年はガム会社の広告のお陰か、キシリトールという言葉がだいぶ浸透してきました。しかしキシリトールガムならなんでもいいというわけではありません。甘味料はできるだけキシリトール100%のものを選びましょう。100%が理想ですが最低でも50%以上の含有率のものを選びましょう。できれば歯科医院専売のものが安心です。虫歯予防は一般的に下図のような四つ葉のクローバーに例えられます。キシリトールは虫歯予防と組み合わせることでより効果を高めるためのサポート役として機能します。

唾液の効果

唾液は消化吸収をよくする働きがあります。食事中は良くかんで唾液を出します。しかも唾液成分は歯のエナメル質から溶け出したカルシウムやリン酸を補います。さらに糖尿病や動脈硬化、ガン予防につながる成分が含まれていることがわかってきました。唾液の効能をぜひ見直して下さい。

PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・ティース・クリーニング)

PMTCとは単に見た目の美しさを目的とするのではなく生涯健康な歯を維持するために行うプロの衛生士よる徹底した歯のクリーニングです。
PMTCを定期的に受けるとかなりの確率で虫歯や歯周病を防ぐことができます。PMTCを続けた方は、自宅での歯磨きのみの方に比べ70倍虫歯になりにくいとの研究結果が出ています。

歯肉エステ:近年広がってきた歯肉マッサージ。エステのような感覚で健康増進

当院では当歯科医院では、デンタルエステとして「歯肉マッサージ」を行っております。 歯肉マッサージという言葉はあまり聞き慣れないと思いますが、エステ感覚のマッサージにより、血行を促進、唾液の量を増やし、お口の免疫力を高め、さらにアンチエイジングへ繋がる医療法として、今広がりを見せています。 寝てしまう方がいらっしゃるほどリラッスクスできる歯肉マッサージ。ぜひ一度お試ししてみませんか?

歯肉エステの効果

1.血行促進効果
不健康な生活や喫煙、歯周病を患っている方は、そうでない方と比べて血行が悪く、歯肉が腫れ上がっていたり、黒ずんでいたりします。マッサージで血行を良くすることで、歯肉全体に栄養が行き届き、お口の中の細菌に対しての抵抗力が増加しますので、歯周病や虫歯になりにくい健康な歯肉になります。

2.リラクゼーション効果
歯肉はたくさんの血管やツボがあります。マッサージによって筋肉がほぐれ、血行が良くなり、お口全体が活性化して、リラクゼーション効果が期待できます。表情筋がほぐれ頭がスッキリしてきますので、目の疲れが取れて、肩が軽くなります。

3.アンチエイジング効果
マッサージの効果により、歯肉の代謝が促進され、ツヤのあるいきいきとした歯肉に近づきます。 歳を重ねるにつれ、お口の筋肉が衰えていき、しっかりと噛めないことから、内蔵機能の低下と脳への刺激が乏しくなります。このようなことからも、歯肉マッサージで血行を良くすることは、アンチエイジングにつながり健康的な口腔環境を保つ術といえるでしょう。

正しいプラークコントロール Plaque control

プラークコントロールの必要性

なぜプラークコントロールが必要?

大人の口の中には、300~700種類の細菌が住んでいて、歯をよく磨く人で1000~2000億個、磨かない人で1兆個いるといわれています。お口の中の細菌は、一定の温度と湿度と食べ物に満たされ、ベタついています。このベタつきは『バイオフィルム』とよばれ、日常生活でいうと排水溝のヌメリ!もちろんうがいでは取れません。
歯磨きをして、細菌の塊『バイオフィルム』や細菌のエサとなる食べかすを取り除くと、虫歯や歯周病の予防に重要です。
お口のトラブルがなくなると周りの人とのコミュニケーションにも自信が持てます。おやすみ前のブラッシングはしっかりと、そしてリフレッシュの時間として、楽しめるといいですね。

いつ磨くのが良いの?

毎食後に磨ければ理想的ですが、特に夜、おやすみ前にしっかりと時間をかけて磨きましょう。
みがく回数よりも磨いている時間のほうが大切です。テレビをみながら、本を見ながらなどの、『ながら磨き』をお勧めします。

磨く力は?

また、力を入れてゴシゴシする方が磨けているようで実は意外とみがけないもの。力を入れすぎて歯を磨くと、かえって歯ぐきを傷めたり、歯の表面を削ってしまうことに繋がります。ブラッシングに力は入りません。大切なのは動かし方です。

歯ブラシの持ち方は?

鉛筆のように持つペングリップがオススメです。わたしたち日本人はどんなに小さな文字だってお手のもの。この持ち方は小回りが効きますし、余分な力がかかりすぎないので歯茎にとても優しく最適です。

歯磨剤は?

歯磨剤をたくさんつけて磨くと、ちょっと磨いただけでも、口の中がさわやかになったという気分になりますが、さわやかさを清潔あるいはきれいに磨けたと錯覚しています。
歯垢を落とすという意味では、歯磨剤はまったく必要ではありません。しかし、虫歯や歯周病の予防効果が高いもの、また知覚過敏の症状を和らげるものなど薬効成分が期待されるものもあるため歯磨剤と上手にお付き合いすることが大切です。

歯ブラシだけで大丈夫???

世界の常識!デンタルフロスの必要性

デンタルフロスは糸状の清掃器具で歯と歯の間、歯周ポケットに挿入して最近の塊、プラークを掻き出す役割があります。

先進国の中でもまだまだ患者さんの口腔内への意識が低いと言われている日本では歯ブラシ後の補助用具という認識が抜けきらないデンタルフロスですが当院では最も大事な口腔ケアアイテムという位置付けです。
歯周病を予防するには全ての歯面から細菌の塊、バイオフィルムを除去する必要がありますが、歯ブラシだけでは60%程度しか取り除くことができません。
特に一番大切なのは歯肉の中。歯周病の観点からするとデンタルフロスがそのスター選手。
歯ブラシはそれに付随するものという捉え方です。歯ブラシと併せて正しくデンタルフロスや歯間ブラシを使うと90%近くのプラークを取り除くことができます。
さて、突然ですが、皆さん『プリティウーマン』という映画を観たことがありますか?
ジュリアロバーツ演じる主人公の娼婦がバスルームに入ります。
リチャードギア演じるエドワードは彼女がドラッグを使っていると思い確かめようとする。
でも手に握られていたものはなんとデンタルフロスだった。
アメリカでは社会的ステータスのある方はフロスを使ってしっかりお口のケアを行っています。
このシーンを観ると、アメリカの方なら、彼女は娼婦だけれど本当はしっかりとした教育を受けた女性なんだ!とわかるそうです。
もう30年近く前の映画なのにフロスがこんなにも認知されている。
日本と比べてどうでしょうか。
これは自分も含め、日本の歯科医師・歯科衛生士がしっかりとフロスの大切さをお伝えし切れていなかったせいです。
しっかり歯ブラシしているのに歯周病になってしまう・・・
そんな方も意外に少なくなくないのではないでしょうか。私たち歯科医療に携わるものは必ずフロスを使用します。その大切さを知っているからです。
世界の常識、デンタルフロス、危機感を感じた今がチャンス。正しいフロスの習慣は一生の財産です。

フッ素 Fluorine

フッ素洗口は続けることが大切です

順々に生えてくる乳歯や永久歯を虫歯から守るためには、うがいが出来る(概ね4歳頃と言われます)ようになってから15歳頃までのフッ素応用が効果的です。特に乳歯や生えたての永久歯は歯の表面が柔らかく、虫歯になりやすいため継続的な使用が重要です。

フッ素洗口を継続させるポイント
習慣化するまでは「うがいは?」などと周りから声かける
洗口液がなくなったら早めに新しい洗口液をつくり切らさない
歯科の定期検診を受ける(フッ素の使用に関してチェックを受ける)

また日常生活においてどうしても疲れて寝てしまったり、旅行に出かけたり。そんな時は洗口を休んでも構いません。無理のない範囲で洗口しましょう。フッ素と長く上手にお付き合いするために頑張りすぎないことも継続への鍵です。

フッ素洗口剤(ミラノール)の使用方法

ミラノール洗口液の作り方
専用容器の中にミラノール(1包)を入れ、水道水もしくは精製水で溶かします。

洗口方法
1回量(5~10ml)を口に含んで30秒間の洗口を開始します。
全ての歯面に洗口液が届くようにうがいをします。
*誤飲防止のため、上を向かず、下を向いたままうがいをします
30秒経ちましたら吐き出します。
洗口後は30分間はうがいや飲食はしないようにします。

1日1回おこないます。就寝前の歯磨きの後に行うのが最も効果的ですが、その時間帯が難しい場合は洗口後30分間、うがいや飲食をしない時間があればいつでも構いません。

フッ素洗口剤(ミラノール)の注意点

うがい専用ですので絶対に飲み込まないようにしてください。
ミラノールの分包及び洗口液はお子さんの手の届かないところにしっかり保管してください。
ミラノールを水に溶かす時は、必ず大人の方がおこなってください。
洗口液は冷蔵庫に保管してください。
必ず洗口液をつくり使用してください(必ず水に溶かして使用)。また、指定された使用量を守ってください。
誤って洗口液を多量に飲み込んだり、袋に入った顆粒をそのまま飲み込んだりして、嘔吐、腹痛、下痢などの症状を起こした場合は、牛乳などを飲んで、医師の診断を受けてください。
他の医師、歯科医師を受診する場合や、薬局などで他の薬を購入する場合は、必ずこの薬を使用していることを医師、歯科医師または薬剤師に伝えてください。

副作用に関して

特にご注意いただきたい副作用と、主な自覚症状を記載しました。このような症状 があらわれた場合には、ただちに使用を中止し、歯科医師または薬剤師に相談してください。

副作用 主な自覚症状
過敏症状 口唇周囲のはれ、かゆみ、じんましん、発疹
部位 自覚症状
口や喉 口唇周囲のはれ
皮膚 かゆみ、じんましん、発疹

PMTC Professional Mechanical Tooth Cleaning

PMTCとは?

単に見た目の美しさを目的とするのではなく、生涯健康な歯を維持するために行う、プロによる歯のクリーニングです。

Professional・・・専門家による
Mechanical・・・機械的な
Tooth・・・歯の
Cleaning・・・クリーニング

PMTCの効果は?

PMTCを定期的に受けると非常に高い確率で虫歯や歯周病を防ぐことができます。この虫歯予防効果を裏付ける研究結果をご紹介します。
この研究は、PMTCの提唱者であるスウェーデンのアクセルソン教授の行った20年もの長期にわたる追跡調査です。
定期的にPMTCを受けたグループと受けなかったグループで、20年の間にどのくらい虫歯が発生したかを比較したところ、PMTCを続けた方は、自宅での歯磨きのみの方に比べなんと70倍虫歯になりにくいとの研究結果が出ています。
PMTCは歯に付いた汚れを完全に落とすことができるので虫歯を予防する効果が高いのです。

なぜ必要なの?

日本人の95%以上の人が毎日歯を磨いています。今や日本人で歯を磨かない方はほとんどいません。
それなのに、虫歯や歯周病にかかる人がいなくならないのはなぜなのでしょうか?

それは
(1)歯と歯のあいだ
(2)歯と歯ぐきの境目
(3)歯のこまかい溝

といった場所にこびり付いた汚れは、歯ブラシで念入りに磨いているつもりでも、磨き残してしまうことが多いからです。磨き残しがあると歯にはバイオフィルムという、歯周病や虫歯の原因となるネバネバした細菌の膜が出来ます。このバイオフィルムがあるとフッ素、抗菌剤が効かず、リスクの高い部位にも関わらず薬剤の力も期待できないという悪循環が起こるのです。このネバネバした膜は、歯ブラシだけでは落とすことが困難です。
そのためプロである衛生士が定期的にクリーニングを行うことが重要になります。これがPMTCです。

保険のクリーニングとの違いは?

一言でクリーニングと言っても様々な定義、様々な方法、クリニックによって千差万別です。一般的に保険で行われるクリーニングとは歯石除去のことをいい、歯石のついている部分のみが対象です。当院ではこれに加え、歯磨き指導と大まかな着色の除去を行っています。PMTCではそこから一歩進み、歯石は付いていなくても磨き残しがあり、そのままにしておくと虫歯 や歯周病になってしまう部分を診断し、徹底的にクリーニングします。またクリーニングの後、トリートメント・コーティングをすることでツルツルの歯になり、汚れが付きにくくなりますので、虫歯、歯周病のリスクがぐっと下がり、予防へとつながります

PMTCの流れ

星谷歯科医院のPMTC(基本コース)の流れをご説明します。

  • 01
    歯の汚れのチェック

    今の歯はどんな状態なのか、染め出し液を歯全体に塗って、汚れている部位を丁寧にチェックしていきます。

    当院ではまずプラーク(歯垢)の染め出しをしっかり行いより詳しいリスク部位を判断してからクリーニングを行っていきます。
    一見きれいに見えるお口の中も染め出しを行うと汚れている部位がはっきりとわかります。もし知らずにいたら、その部分は虫歯なり歯周病なり、何らかの問題を将来かかえる可能性が非常に高いのです。

  • 02
    汚れのセルフチェック

    染め出されたプラーク(歯垢)を鏡でチェックしていただきます。

  • 03
    歯のフロッシング

    リスクが高いと診断された部位を中心にフロスを念入りに通しクリーニングしていきます。

    歯間や歯周ポケット内には歯ブラシや歯間ブラシでは落としきれないプラーク(歯垢)がたっぷり付いています。
    そのためこのステップでは歯周ポケットの2~3ミリまでフロスを挿入し、汚れをかき出していきます。
    当院では384本もの細かな繊維でできているフロアフロスを使用し、しつこい細菌の塊を破壊していきます。

  • 04
    歯の表面のクリーニング

    患者さんのリスク部位や歯の汚れ具合に応じて最適な器具を選択し、汚れを徹底的に落としていきます。

    歯の表面に残ったプラークはもちろんのこと、茶渋やタバコのヤニなど頑固な汚れは水とパウダーを混ぜたものをジェット噴射で吹き付けることにより、元の歯本来の自然な美しさを取り戻します。

    (ホワイトニングではないため、あくまでも本来の姿に戻すことが目的です)

  • 05
    トリートメントケア

    歯に栄養をたっぷり届けるペーストを使いミクロの傷を補正しながら、ツヤツヤ、ツルツルの歯に仕上げていきます。

    エナメル質と同じ成分を歯面に補給し、なめらかにすることでプラーク(歯垢)や、着色がつきにくくなります。
    当院ではナノ粒子のハイドロキシアパタイトでミクロの傷を埋めて修復するリナメルトリートメントペーストを使用しています。

  • 06
    舌のクリーニング

    舌ブラシと保湿ジェルを使い、舌苔という舌についた汚れを優しく落としていきます。

  • 07
    舌のクリーニング

    フッ素を歯に塗布し終了です。

    PMTCの後は、歯へのフッ素の浸透がとても良いので、虫歯の予防効果が非常に高まります。

  • PMTC基本コース

    歯垢の染め出し

    フロッシング

    ジェットによる歯面清掃・着色除去

    トリートメントケア

    舌清掃

    フッ素塗布

    8,800円(税込み)

  • PMTCプラス歯肉エステコース

    歯垢の染め出し

    フロッシング

    ジェットによる歯面清掃・着色除去

    トリートメントケア

    舌清掃

    歯肉マッサージ

    フッ素塗布

    11,000円(税込み)

よくある質問

  • QPMTCを受ければ歯磨きをしなくてもいいのですか

    A 歯科医院でPMTCを受けたからといって、ご自分で歯磨きをしなくても良いわけではありません。毎日の正しい歯磨きが基本ですのでしっかりと行ってください。PMTCは毎日の歯磨きにプラスすることで、虫歯や歯周病に対して高い予防効果を発揮します。

  • QPMTCは保険でできますか

    A 残念ながら、PMTC治療は健康保険が使えません。
    日本の保険制度では、「病気を治すための治療」にしか健康保険は使えず、PMTCのような虫歯や歯周病を防ぐための「予防治療」には健康保険が適用されないからです。

  • Q妊娠中や授乳中でも受けられますか

    A 妊娠中や授乳中でも受けていただけます。妊娠中は虫歯や歯周病にかかりやすい時期です。
    体調の許す範囲でぜひ受診ください。

  • Q子供は何歳からうけられますか

    A PMTCはしっかりお時間をかけて行いますのである程度お口をしっかりと開けられるようになれば可能です。特に奥歯が生え始めた頃はご自分では磨きづらく、また歯の表面もまだ柔らかいため衛生的による徹底的なお掃除は効果的です。

最後に

PMTCは継続して受けることで長期にわたって健康な歯や歯茎を維持することが期待できます。また単にPMTCだけ行えば安心というわけではなく毎日のセルフケアにプラスすることで効果を発揮します。
PMTCも大切ですがそれよりももっと大切なことは『きちんと磨けているか』『正しい食生活を送れているか』など日々の基本的な習慣が整っているかどうかということです。セルフケアを頑張ってもどうしてもできてしまう磨き残しや、ご自身では落としきれない頑固な汚れ(バイオフィルムや着色)を除去する、言い換えれば私たちのできることはあくまでもサポートです。将来いつまでもご自身の歯で美味しく健康にいきいきと。すべての患者さんにそうを願ってやみません。

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